
一昔前は「スーツは春夏5着。秋冬5着。」と言われておりました。
しかし、夏はクールビズですし、冬も空調が整っている環境で働く現代人にとっては
そんな常識は時代遅れです。
令和のビジネスマンは「オールシーズン用3着。冬用2着。夏用スラックス2着。」
こんなところが当店では人気です。
そこで「オールシーズン用のスーツ」はどんなものでしょうか?
目安となるものは生地の重さ(厚さ)です。

写真に赤い丸をつけたところをご覧ください。
「260grs」と書いてあります。 260グラムという意味です。
これは生地を1メートル×1メートルで切った時の重さをあらわしています。
この重さが250〜290グラム程度ですとオールシーズン用と言えます。
(織り方や糸の太さによって例外はあります。)
これぐらいの生地でスーツを仕立てると、春秋丁度よく、夏はジャケットを脱いで
冬はコートを着て過ごせますので非常に使い勝手が良いスーツになります。

サルトリア マーレで取り扱う生地でも私のお気に入りはこちら。
フランス ドーメル社のアマデウス365という生地です。
このブランドの特徴は3色以上の多色使いが得意です。
かつ遊び心があり、洗練されたおとなっぽさが魅力です。
生地の重さも260グラムでオールシーズンにぴったり。
名前の通り365日季節を問わず着れますよという意味合いです。
今年はうるう年で366日有りますけどね!